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下鴨神社への参道・糺の森

京都・下鴨神社(糺の森)

古代の自然が残る—糺の森(ただすのもり)

糺の森は、古代の自然と歴史を今に伝える原生林です。

京都の「賀茂川」と「高野川」が合流する三角州地帯に位置し、世界遺産・下鴨神社(賀茂御祖神社)へと続く神聖な参道でもあります。
広さは約12万4,000平方メートル(3万6千坪)で、東京ドームの約3倍に相当します。

~ 糺の森の由来 ~
「ただす」の由来には諸説ありますが、主に以下のような説が知られています。

「源氏物語」の中で、光源氏が都を離れる際に詠んだ歌としても登場しています。

憂き世をば、今ぞ別るる とどまらぬ 名をば糺の神にまかせて

源氏物語 第12帖「須磨」より

『 都を離れるにあたり、後に残る自分の噂の真偽は糺の森の神におまかせします 』

森を流れる4つの小川

落葉広葉樹が中心の明るい森林で、森の中には清らかな4つの小川が流れています。

・瀬見の小川…賀茂川の支流
・泉川…高野川の支流
・御手洗川…御手洗池を水源とする川
・奈良の小川…御手洗川に泉の小川が合流した川

この一帯は、古代・山城国の時代からの原生林を唯一残す森林で、国の史跡に指定されています。

かつては賀茂神社の神紋である「ふたば葵(賀茂葵)」も数多く自生していたそうですが、地下水位の低下とともに激減してしまったといわれています。

ケヤキ・クスノキなど樹齢200年~600年の木が生い茂る森で、京都で最も遅く訪れる紅葉の名所(12月上旬~中旬)としても知られています。

古代神事が行われていた祭壇跡

発掘調査により「流路跡(川の跡)」をはじめ、何らかの神事が行われていたと考えられる「石敷遺構」や、「祭壇跡」が発見されています。

祭壇上には7ヶ所の「祭祀跡」があり、一部が復元されていました。

下鴨神社/糺の森(史跡)
下鴨神社(史跡)/糺の森

発掘された出土品には、土器や貨幣などがあり、平安時代前後と推測されています。

下鴨神社/糺の森(史跡案内版)
下鴨神社/糺の森(史跡案内版)

さらに発掘調査では「弥生時代」とされる住居跡や土器なども発掘されています。

これらの発見は、『下鴨神社社伝』に記されてる、「瑞垣」の修造記録(崇神天皇7年・BC90年)や社殿やお祭り、ご神宝の奉納の記述を裏付けるもになり、奈良時代より前の古い時代から大きな社で祀られていたということが考えられるそうです。

大通りから参道に入ると、まるで別世界!
森を歩くと、きれいな空気と、ゆっくりとした時間の流れを感じることができ、心身共に清められているような神聖な雰囲気を味わえました。

ぜひ、古代から残る原生林の空気と四季折々の姿を楽しんでみてください。

~糺の森 へのアクセス~

【電車】…京阪電鉄、叡山電鉄~「出町柳」駅下車
河合橋を渡り右折(右手にスグ鳥居が見えます)、糺の森~下鴨神社へ着きます。

【市バス】…京都駅より4系統 or 205系統~バス停「糺の森」または「新葵橋」下車
※おすすめ→「新葵橋」のバス停で降りると「糺の森」の南入り口から入ることができます。

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